京滋行きの記憶

ほぼ1週間前、滋賀・京都に行ってきたのでその時のまとめ。


そもそものきっかけはマイミクのseikoさんと
「荒木センセイのルーヴル作品が京都に来てるらしいから行ってみようゼ!」
みたいなやり取りをしたことだったのだけど、
seikoさんが激務により体調を崩しキャンセル。


出かけるつもりで蓄えてたエネルギーを持て余した僕が
滋賀に住む妹に「明日明後日とか、ひま?」と投げかけたところ
バッチリ予定が合ってしまったのでそのまま決行。


先のブログに書いたとおり、
22日はアニメ「けいおん!」の舞台とされる豊郷小学校へ。
わりと楽しかったです。


翌日23日は妹の希望で「ブリューゲル版画の世界」展へ。
バベルの塔」や、七つの大罪シリーズなどが有名。
作中を埋め尽くす奇天烈な生き物たちはどうやって思いついたんだろう?
悪夢から抜けだしてきたような、
でもどんなトラウマがあればそんな悪夢見られるんだよ。
と、そんなことを思ってしまうインパクト。


場内で流れていたCGアニメーションがちょっと面白かったので、
収録DVD「PARABLE Pieter Bruegel」を勢いで購入。


大衆の風俗とか、砲を備えた帆船とか、
16世紀の銅版画に描かれた内容も興味深かった。
木版画の浮世絵にも多く大衆が描かれてるけど、世紀は隔たってることとか。
銅版画に影響を受けた北斎の作品があったこととか。
北斎に少なからず対抗心を燃やした広重の画を、
ゴッホが模写してたっけなとか。
思い浮かぶことはいろいろあったのだけど、
会場のあまりの混雑で思考を掘り下げる余裕がなかったのは残念。


続いて本命の
京都国際マンガミュージアムマンガ・ミーツ・ルーヴル」展へ。
…感想。
マンガがきっかけで日本語覚えた外国人の気持ちがちょっと分かった。


印象に残ったのは「氷河期」と「ルーヴルの空」。

氷河期 ―ルーヴル美術館BDプロジェクト― (ShoPro Books)

氷河期 ―ルーヴル美術館BDプロジェクト― (ShoPro Books)



「ルーヴルの空」
> Le Ciel au-dessus du LouvreAmazon.fr)


「ルーヴル」という題材を掘り下げていて、
言葉の問題があってもなお面白いと感じた作品たちです。


荒木センセイの作品は読者へのサービスが満載。
色を使った切り替えは普段見られない手法なのでちょっと面白かった。
Rohan au Louvre

Rohan au Louvre



ブリューゲル展は京都駅ビル内だったし、
マンガミュージアムへの移動は地下鉄だったし、
ものすごくインドア派らしい京都巡りでした。