2011年5月の思い出

連休で始まる5月
今年は交通事情が読めないこともあって遠出しませんでした。
代わりに、映画やアニメーションをたくさん観ていた様子。
そして、浮世絵にふれる機会も多かった模様。


唯一、当日の夕方に召集された岡山での緊急10会が遠出といえば遠出。
> 5月4日のツイート
大学時代の楽しい同期たちです。




この頃観た映画。

おそろしく退屈だった記憶しかないのだけど
メディア芸術祭の優秀賞を受賞した作品。
僕には分からない部分が評価されたらしい。


豆富小僧 3D&2D ブルーレイセット(2枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]

豆富小僧 3D&2D ブルーレイセット(2枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]

邦画初の3D CGアニメーション
ヒックとドラゴン」や「タンタンの冒険」に比べると、
画面中の要素が疎らでチープだった印象。


ザ・ファイター コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ザ・ファイター コレクターズ・エディション [Blu-ray]

実話を元にしたあるボクサーの物語。
ボクサーの、と言うよりは、ある家族(兄弟)の物語。
ろくでもないけれど愛すべきメリケンDQNたち。


良い映像化だったのではなかろうか。
直前に観たのが「岳」で、
原作やテレビドラマは観たことがないので自信はないけど。
今思えば、公開時期を母の日の頃に合わせてたのね。


今年観た長編作品の中で最高だったと思う作品。
説明は野暮。見てない方はぜひ。


この頃観たアニメーション。1998年公開の故・今敏監督の初監督劇場作品。
上に挙げた「Black Swan」と見較べると、より一層楽しめます。
ダーレン・アロノフスキー監督は今敏監督のファン。


2007年公開のボンズのチャンバラ活劇。
まさにボンズ作品。
アニメーションはよく動くし、変に媚びてないのが良い。


人狼 JIN-ROH [Blu-ray]

人狼 JIN-ROH [Blu-ray]

2000年公開。原作・押井守、監督・沖浦啓之の作品。
暗示やモチーフの散りばめが細やか。
来年公開の沖浦監督の作品「ももへの手紙」に期待。


この頃読んだマンガ。
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)

モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)

テーマは死刑制度。
この頃放送されていた同名テレビドラマの原作。
主人公も読者も、おそらく作者も、何度も悩み揺れる作品。
賛否のどちらかを決め込んでしまうというのは
楽ではあるけれど思考の停止とも言える。
原発問題にしても何にしても。




この頃は浮世絵(特に写楽)関連のテレビ番組が何故か多かった。
> 5月14日のツイート
市川鰕蔵の大首絵といえば、写楽よりも歌川国政のが好きです。


その翌日、広重の作品を目当てに島根県立美術館へ
箱根」も「蒲原」も「庄野」もないという渋い展示だったけれど、
隣の展示室で古い茶道具をまじまじと見る。
へうげもの」がなければ茶道具に興味示すこともなかっただろう。


ちなみに、浮世絵に興味を持つようになったきっかけは、束芋の作品
きれいなグラデーションだなぁ、という単純な動機。
そんなわけで私は広重贔屓です。


関連記事